Tokoの夢物語!写真と旅行記

長崎・ハウステンボス旅行記【1】

長崎〈1〉 グラバー園

長崎・ハウステンボス旅程表 2006年9月9日(土)~ 9月11日(月)
1日目 博多 長崎 出島 東山手洋館群とオランダ坂 グラバー園 稲佐山夜景

長崎全日空ホテルグラバーヒル【長崎泊】

2日目 南山手洋館群 大浦天主堂 眼鏡橋 ハウステンボス

ホテル日航ハウステンボス【ハウステンボス泊】

3日目 ハウステンボス 博多

JRのハウステンボス長崎「ぐるりんパス」を使って長崎・ハウステンボスへ行ってきました

新幹線からの姫路城

車内から見える姫路城はこんな風にビルの間から見え隠れします

こだま631号
岡山まで「こだま631号」
ひかりレールスター
岡山から博多「ひかりレールスター445号」

懐かしい感じがする赤い目の0系新幹線とのぞみより乗りやすいレールスターに乗車

特急かもめ11号
かもめ車内

博多からはゴージャスな「白いかもめ」に乗りました

かもめを模ったエンブレム、コモンスペースと呼ばれるギャラリーがあったり
携帯電話専用の電話室もありその前はちょっとした展望テラス
床はフローリング、黒皮張りの座席です
荷物入れもおしゃれだし、かばんをかけるフックや、チケットを置くポケットもありました

普通の特急列車でここまで豪華なのは初めてです
なんと到着時には女性客室常務員がお別れのあいさつまでお見送り

長崎駅

5時間弱の列車の旅で長崎駅へ到着

卓袱料理

ちょうどお昼なのでまず最初の楽しみ卓袱料理です

料亭 松亭

料亭 松亭

路面電車の思案橋駅近くにありますが周りとはまったく違う雰囲気です
門を入ってまずゆっくり写真を撮ろうと思っていたら
すぐに中から扉があいて「いらっしゃいませ!」と下足番の方のお迎えがありました
入らないわけにもいかず玄関を入ると、和服姿の仲居さんたち(6人ぐらい。。)がずらっと並んで「いらっしゃいませ!」

池の横を通って2階の松の間へ案内されました

「卓袱料理」は一つの卓を囲む食事で一つの器に盛ってある料理を自分の小皿に取って食べる中華料理のような食べ方です
料理の中身は和食と中華の混ざりあった料理でした

おひれ

おひれ

食べ方の作法として、先ずはじめに「お鰭(おひれ)」という吸い物がでます
これが出ると「おひれをどうそ」と挨拶があり、箸袋に入ったお箸を主人から取っておひれを食べ終わってから乾杯の飲み物を飲みはじめます

若女将が挨拶に来られて、ちょっと緊張のなかでおひれをいただき、その後いただいた卓袱料理です

卓袱料理

卓袱料理

豚の角煮

定番の豚の角煮

どの料理も上品な味付けで、シンプルですが良い材料を使ってるなと感じられる味でした
やはり伝統的な卓袱料理を食べるには料亭ですね、行って良かったです

残念ですが、「料亭 松亭」は2008年に閉店

長崎さるく博

日本ではじめてのまち歩き博覧会が開催されていました

自由きままにまち歩き 長崎遊さるくコースから選んで参加してみました

出島

最初に参加したのは「出島タイムスリップ ~扇形の宝の島~」 

鎖国時代、西洋に開かれた唯一の窓口として日本の近代化に大きな役割を果たした「出島」
しかし明治以降、出島周辺の埋め立てが進み1904年(明治37年)出島はその姿を消しました
そして今出島復元整備事業として19世紀初頭の「出島」が復元されつつあります

ミニ出島

ミニ出島

旧出島神学校

旧出島神学校

「ミニ出島」川原慶賀が1820年ごろの出島を描いた「長崎出島之図」を参考に15分の1に再現した模型
「旧出島神学校」1878年(明治11年)に建てられた現存する最古のキリスト教(プロテスタント)の神学校

東山手洋館群とオランダ坂

次に参加したのは「ハイカラさんが往来しよらす ~東山手洋館群とオランダ坂~」 

オランダ坂

オランダ坂

居留地時代、外国人がよく歩いた道をオランダ坂と呼んでいました
テレビや映画のロケ地にもよく使われています

東山手十二番館とオランダ坂

東山手十二番館とオランダ坂

1868年(明治元年)に建設され、東山手居留地に残る洋館では最古
国指定重要文化財、ロシア領事館、アメリカ領事館、宣教師住宅として使用され現在は私学歴史資料館

東山手洋風住宅群とオランダ坂

オランダ坂(誠孝院)と赤レンガ壁

オランダ坂(誠孝院)と赤レンガ壁

東山手洋風住宅群(7棟)の前にあるオランダ坂と明治30年頃に造られた赤レンガ壁

「東山手十二番館とオランダ坂」の写真の方が有名ですがこの坂道が最初にオランダ坂と呼ばれたそうです
この東山手洋風住宅群は明治20年代後半、洋風に似せて作った外国人向けの賃貸住宅

孔子廟

明治26年に創建、日本唯一の華僑が建てた孔子廟、中国歴史博物館も併設
中国国外で唯一北京の故宮博物院の美術工芸品が展示されています

儀門(ぎもん)本廟の正面玄関

儀門(ぎもん)本廟の正面玄関

大成殿と72賢人像

大成殿と72賢人像(すべて孔子の弟子)

大浦天主堂

大浦天主堂

長崎全日空ホテルグラバーヒル

長崎到着から卓袱料理、出島、東山手洋館群とオランダ坂を観光後
観光に便利なことで選んだ今日の宿長崎全日空ホテルグラバーヒルにチェックイン

ホテルからの大浦天主堂

部屋は7階(最上階)のグラバー園側
グラバー園側の景色のよい部屋という宿泊プランで予約していたので窓のベランダからはグラバー園の緑と大浦天主堂が見えます、それにこの角度からの大浦天主堂は珍しいかも

ホテルからの眺めは、坂にぎっしりと家が建っている長崎の街の様子がよくわかります

ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒル

次の遊さるくは「歴史浪漫散策 ~グラバー園~」

グラバー園

外国人居留地の一つ、南山手の丘に誕生したグラバー園には居留地時代から現存する旧グラバー住宅や旧リンガー住宅、旧オルト住宅のほか市内各所より移築復元された貴重な明治の洋館があります
長崎を代表する観光地として長年、多くの人々に愛され続けています
大浦天主堂の脇の坂道を少し上がるとグラバー園の第一ゲートの最初のエスカレーター上がった所には日本初の自動電話(公衆電話)ボックスを復元した白い電話BOXがあります

日本初の公衆電話ボックス

日本初の公衆電話ボックス

長崎の街には日本初という文字や、発祥の地という碑がいくつも見られました

動く歩道

もう一度エスカレーターに乗ったら入場券売り場があって、そこからは長い動く歩道を2回、グラバー園の一番高い所まで上ります

旧三菱第2ドッグハウス

旧三菱第2ドッグハウス

明治29年三菱重工長崎造船所第2ドッグのそばに建てられ昭和47年に移築
木造2階建ての明治初期の典型的な洋館です
グラバー園の一番高台にあってベランダからはすばらしいビューポイントです

長崎湾と稲佐山

長崎湾と稲佐山

女神大橋

女神大橋

旧自由亭 西洋料理発祥の地

我が国の草分け的な西洋料理店で現在はレトロな喫茶室です

チョコカステラ

チョコカステラをいただきました

旧リンガー住宅

旧リンガー住宅

グラバーの製茶業の拡大に努め、ホームリンガー商会を設立した英国人フレデリック・リンガーの遺邸

旧オルト住宅

旧オルト住宅

慶応元年建築、製茶業・貿易商として活躍した英国人ウィリアム・オルトの旧宅

キリンビアフェスタとして旧オルト住宅前庭がビアガーデンにキリンビール提供の復刻明治ラガービール「グラバーが愛したビール」はここでしか飲めない限定版!今までに飲んだことのないおいしいビールでした

旧グラバー住宅

旧グラバー住宅

旧グラバー住宅夜景

旧グラバー住宅夜景

文久3年(1863年)建築で現存する日本最古の木造洋風建築
トーマス・グラバーは坂本竜馬等の志士たちを影で支え明治維新を推進した功労者

グラバー園には夕方入場して、夜景も見てから退場しました

ライトアップされた大浦天主堂

グラバー園の夜景を見た後にはライトアップされた大浦天主堂です

今回の長崎全日空ホテルグラバーヒルは立地条件以外で選んだもう一つの理由が日本三大夜景・稲佐山へ行くロープウェイ乗り場までの無料送迎バスがあったからです

その送迎バスに乗って稲佐山ロープウェイへ乗り場の淵神社へ稲佐山山頂までは5分で到着です

稲佐山からの夜景

ロープウェイの乗ると綺麗な夜景が徐々に眼下に見えてきます
ところが山頂へ着く頃に、急にガスが出てきてロープウェイを降りて立派な展望台の屋上へ着いた時には、真っ白で何も見えません

すぐに晴れるかなと思ってましたが、所々晴れたり隠れたり。。。
それも幻想的でとても綺麗でしたけど!

稲佐山からの夜景

でも完全に晴れることはなく山頂で30分ほど夜景を見てロープウェイを降りて送迎バスに帰る時間に

でもここまで来て夜景を見ずにこれぐらいであきらめて帰るわけには行かないともう少し展望台に残ることにしたら、だんだんガスの晴れ方が多くなってきました

稲佐山からの夜景

天候はベストではなかったですが、浦上川へ両方から斜面になった夜景はすばらしかった!
それに見える範囲がほぼ180度でとても1枚の写真には収められない大きさでした

稲佐山は標高333メートルの山なので、長崎の街の明かりはけっこう近いです

ホテルに戻ってきて、ホテル周辺の夜のお散歩に行きました

長崎全日空ホテルグラバーヒル

長崎全日空ホテルグラバーヒル夜景

ホテル周辺の夜景

ホテル周辺の夜景