Tokoの夢物語!写真と旅行記

立山黒部アルペンルート旅行記

立山黒部アルペンルート

立山黒部アルペンルート旅程表 2006年5月14日(日)~ 5月15日(月)
1日目 富山 立山ケーブル 美女平 高原バス 室堂雪の大谷ウォーク

ホテル立山 【室堂泊】

2日目 室堂 トロリーバス 大観峰 立山ロープウェイ 黒部平 黒部ケーブルカー 黒部湖・黒部ダム

富山へ

大正時代に富山県の発電所建設と立山の登山遊覧も視野に入れた開発が
立山黒部アルペンルートの端緒となり
後に関西電力による「世紀の大事業」とうたわれた「クロヨン」プロジェクトは幕を開け
昭和46年立山黒部アルペンルートの全線開通となりました

サンダーバード7号

サンダーバード7号

大阪駅 8:42発 → 富山駅 11:59着

駅弁を買って車内で早めの昼食をとりました

富山地方鉄道

富山地方鉄道

富山駅 12:30発 → 立山駅

2両のみの自由席の普通の電車で30kmを60分で走ります

立山ケーブル

立山ケーブル

立山駅 13:40発 134便 → 美女平駅
7分間 1.3km 標高差およそ500m
平均勾配24度の坂をツルベ方式で2台の車輌が昇降

立山高原バス

立山高原バスからの称名滝

美女平 → 室堂  23km 50分

亜高山帯から高山帯へ、約1500mの標高差,県道と立山有料道路をすすみます

立山高原バスに乗るとまず立山で1番大きな杉の木が見えてきます
そして称名滝、バスも少し止まってくれます
称名滝は350mという日本一の落差を誇る滝です

標高1900mあたりの弥陀ヶ原高原あたりでは景色も変わってきます
真っ白な雪山に道路だけがグレーに蛇行して見えます。
弥陀ヶ原ホテルもあってここからは雲海に沈む夕日が見えるそうです

室堂・雪の大谷

まわりの雪の壁がどんどん高くなって標高2450mの室堂では
雪の大谷ウォークが行われています

立山高原バスからの雪の大谷ウォーク

立山高原バスからの雪の大谷ウォークの様子

4月の半ばから5月いっぱいの間、高さ15mにもおよぶ
雪の大谷(雪の壁)を歩くことができます

室堂バスターミナルに到着

このターミナルの中にあるのが今日宿泊するホテル立山


ホテル立山

アルペンルートの中心地の室堂平周辺を散策することができます
部屋は2人なのにベッドが3つに大きなソファーも4人泊まれる部屋でした
窓からは雪の大谷の入り口が見えてます

室堂平

雪の大谷ウォーク

一般の人たちの雪の大谷ウォークが15時に終了するので
その後、ホテル宿泊者は専門の山岳ガイドと一緒にバスの通らない道を
ゆっくり雪の大谷ウォークが出来ることになっています
それまで少し時間があったので室堂平まで散策に出かけたら
急に天候が悪化してきました
見えていた「みくりが池」も遊歩道の見えなくなってきました

雪の大谷ウォーク

ホテルの隣の立山自然保護センターで立山や特別天然記念物の「ライチョウ」の
ことなどを少し勉強して、雪の大谷ウォークに向かったのですが~

ご覧の通りの悪天候・・・

ホテル立山は大浴場があるので雪の大谷ウォークで冷えた体を温めてから
和食堂「たてやま」へ夕食はごく普通の和会席でした

そして毎夜行われているホテルのイベントの「スライド・ビデオ上映会」
ホテルスタッフが自ら撮影した立山の風景などを解説とともに紹介
上映後、星が見える日は星空観察にホテルスタッフが屋上まで案内してくれます
夕方の悪天候が夕食を食べている間に回復、星空観察に屋上へ行きました

見事な星空と目の前に雄大な立山が月明かりに浮かび上がって
何とも言えない幻想的な風景が、こんなに近くにあったんだ~
でもこの時の写真がないんです~

朝の室堂平散策

室堂平の朝

ホテルの部屋から見た外の景色です。
キレイに赤みがさしていますお天気もよさそう!

山の中腹に薄っすら茶色っぽいラインが見えますか?
そこがバスが通ってウォークできる雪の大谷です

朝日のあたる大日岳

ホテル立山をみくりが池を目指して朝の散歩に出発すると左手に
朝日のあたる大日岳が?

朝の立山

朝の立山

立山という山はなくて3つの山の総称が立山
左から富士の折立(2998m)大汝山(3015m)雄山(3003m)

真砂岳と朝日

真砂岳と朝日

立山の隣の真砂岳(2861m)の後方から朝日が昇ってきました

朝日と雷鳥

前方で人が集まっています、もしかして雷鳥?

雷鳥

雷鳥

特別天然記念物の「ライチョウ」でした、それも2羽います
少し距離があったのでズームの限界でこの大きさです

みくりが池温泉と剣岳

みくりが池温泉と劔岳

日本一高い所にある温泉のみくりが池温泉があります
後の山は劔御前(2777m)その後方に見えているのが劔岳(2999m)だと思います

雪の中の雷鳥

そこでまた雷鳥発見、今度は雪の中にいます

こんなに何度も雷鳥見れていいのかな~
後で聞いたら同じツアーの人でも見ていない人がほとんどでほんとにラッキーでした

地獄谷と大日岳

地獄谷と大日岳

みくりが池と立山

みくりが池と立山

朝日が当たっていた大日岳も日が昇って違う姿に、手前の噴煙は地獄谷です
みくりが池もまだ凍っています
夏になると神秘的な青をたたえる池で湖面に山々が写って美しいらしいです

朝の雪の大谷

前日の悪天候で心残りだった雪の大谷方面へ

雪の大谷とスキーヤー

雪の大谷の上にもうスキーヤーが来てます

雪の大谷

雪の大谷の散策時間は9:30~15:00なのですが
室堂に宿泊した人の特権でしょう、時間前ですが行ってみました

雪の大谷

雪の大谷

壁が一番高い所まで行きたかったのですが、日が当たっていないところは
凍っていて道がツルツルでこれ以上はとても無理でした・・・
だから9:30からなのでしょうね!

普段より雪が少なくて例年より壁はちょっと低かったみたいです

立山トンネルトロリーバス

室堂から大観峰へは立山の真下を通ります

立山トロリーバス

立山トンネルトロリーバス 3.7km 10分

日本で最高所(2,450m)のトンネルを走るトロリーバスです
立山直下ですれ違い中

大観峰

大観峰駅は断崖絶壁にせり出すようにして建っているので
屋上以外は外へ出ることはできません。
でも屋上展望台から一望する黒部湖や後立山の大パノラマは
アルペンルート屈指の美しさです

大観峰駅よりの黒部湖と後立山連峰

大観峰駅よりの黒部湖と後立山連峰

大観峰駅よりの景色

大観峰駅より

大観峰駅屋上展望台のすぐそばの山肌と後立山連峰

急な階段を上がって開けたこの景色なんともいえないすばらしさです
この大観峰からの日の出を見るイベントも催されているのも納得できます

立山ロープウェイ

立山ロープウェイ

立山ロープウェイ 1.7km 7分

大観峰からは動く展望台として360度の大パノラマ

黒部平からの大観峰と立山

なんと支柱が1本もありません

黒部平

立山

黒部平からの大観峰と立山

山の上部の黒くなっている所にコンクリートのグレーの建物が大観峰駅です

黒部平庭園

黒部平庭園

標高1,828mの平地に建つ白い建物が黒部平駅
立山と反対側に名前の通り山の中腹にテーブルのような平らな黒部平庭園

黒部ケーブルカー

黒部ケーブルカー

黒部平庭園からはこの地下のケーブルで黒部湖へ

黒部ケーブルカー黒部湖駅

黒部ケーブルカー 0.8km 5分

自然景観保護と雪害防止のため全線地下を走る
日本で唯一のケーブルカー 最大勾配31度

黒部湖と黒部ダム

黒部ダム地図

黒部ケーブールカーの黒部湖駅が右のトンネルの中にあります

黒部湖

トンネルを出たら目の前に黒部湖が、歩いている所が黒部ダムのアーチ上です

黒部湖にはまだ氷があります、色は夏のようにエメラルドグリーンではなくこんな色です

黒部湖と赤牛岳

黒部湖と赤牛岳 2864m

平均標高1,448mの黒部湖には、日本で最も高所を航行する遊覧船が6月から運行

黒部ダム

展望台から見た黒部ダム

黒部ダム アーチ式ドーム越流型 高さ 186m
日本最大級の水力発電ダム、その建設は世紀の大事業として語り継がれ
中でも破砕帯との格闘は、昭和43年公開の黒部の太陽で描かれました

毎年6月26日から10月15日までの期間中
水煙をあげながらものすごい勢いで水が放出されます
その放水量は何と、毎秒10立方メートル以上にもなります

220段の地中階段で、標高1508mの展望台に登りました
屋外の階段はまだ凍結の為通行止めでした

白馬岳と黒部川

白馬岳と黒部川

展望台からは遠くに雪の白馬岳と黒部川が見えました

雷鳥の風見鶏と立山

雷鳥の風見鶏と立山

かわいい雷鳥の風見鶏です

関電トロリーバス

関電トロリーバス

黒部ダム駅から扇沢まで6.1kmを16分で走る電気バス

裏立山連峰の赤沢岳の下を走ります、立山の真下を走っている
立山トンネルトロリーバスの二つが日本唯一の電気で走るトロリーバスです

扇沢から信濃大町までは路線バスで40分
私たちはツアーバスが待っていて扇沢から新幹線の岐阜羽島駅へ向かいます

途中、安曇野アートヒルズミュージアムに寄りました
「エミールガレ」の作品がオリジナルの演出で観れます

岐阜羽島駅は関西からのツアーでよく利用します
周りにはほとんど何もなく駅の利用者も団体ツアーのお客さんばかりでした

政治駅と言われている駅ですが高速道路のICが近くて
直接バスで関西都市部まで行くと渋滞に巻き込まれることが多いので
現在では団体客駅としてよく利用されています