中播磨 書写山圓教寺
書写山圓教寺の紅葉
書写山圓教寺の紅葉
2007年11月17日「もみじまつり」の開催されている姫路市書写山圓教寺へ行ってきました
姫路市北西部にある標高371mの書写山頂は「西の比叡山」とも呼ばれ
平安中期に建立された天台宗三大道場の一つ圓教寺の本山
西国霊場の第27番札所として知られています
書写山は車で登るルートはなく、徒歩で登るかロープウェイで登ります
姫路市書写山ロープウェイ
高低差 210.87m 所要時間 3分50秒
最大乗車人員 71名 往復 900円
日本で3基目の採用となった「はね上げ式桟橋」
ゴンドラが駅に到着する際に自動的にプラットホームの両端から桟橋が乗降する
圓教寺マップ
①ロープウェイを降りると圓教寺の志納所があります
拝観だけは300円 摩尼殿までの送迎ミニバスと食堂拝観料込みで1000円
西国三十三観音像
慈悲の鐘
西国三十三観音像と紅葉
②慈悲の鐘の右手の道には西国三十三観音像が並んでいるので見ながら
かなり急な坂道を登ります
その途中でも見晴らしの良い場所があり小さいですが姫路城も見えます
真ん中の山影に見えるかな?姫路城
仁王門 (兵庫県指定文化財)
③まだ緑のもみじが綺麗でした
十妙院 (兵庫県指定文化財)
④圓教寺型ともいえる独特の構造を持った塔頭
狩野永納の襖絵が特別公開されていました
十妙院庭園の紅葉
十妙院から権現坂を降りていくと湯屋橋と摩尼殿が見えてきます
摩尼殿
⑤岩山の中腹に舞台造りの建物で圓教寺の中心です
京都清水寺と同じ舞台造りが立派です
摩尼殿の舞台より
摩尼殿の裏から瑞光院の紅葉を見ながら苔の道を歩きます
本多家廟所 (兵庫県指定文化財)
土塀で囲まれた姫路城城主本多家の墓所があり廟屋五棟と本多忠刻らの墓碑が並んでいます
こちらも特別公開されていました
三つの堂
⑥本多家廟所の前にコの字型に立ち並んで「三之堂」を形成しています
「ラストサムライ」のロケ地として有名です
常行堂
食堂
大講堂
大講堂 (国指定文化財)
圓教寺の本堂
食堂 (国重要文化財)
修行僧の寝食のための建物
常行堂 (国指定文化財)
北接する長さ十間の細長い建物が楽屋、その中央に張り出した舞台とからなり立っている
弁慶の鏡井戸
書写山には武蔵坊弁慶が少年時代を過ごしたという伝説があります
食堂の脇に弁慶が顔を映したと言われる弁慶の鏡井戸に紅葉が映っています
奥の院への道
奥の院 開山堂 (兵庫県指定文化財)
⑦圓教寺開山の性空上人をまつる堂
軒下の四隅に左甚五郎作と伝えられる力士の彫刻があります
西北隅の一つは、重さに耐えかねて逃げ出したと言う伝説は有名
ボランティアガイドさんに写真を見ながら「ラストサムライ」のロケ地の説明も
教えていただきました この二つの階段は雪のシーンで使われました
護法堂 (国重要文化財)
開山堂前にある二つの小さな神社
性空上人に付き添って仕えたという乙天(不動尊の化身)と若天(毘沙門天の化身)の
二童子をまつっている
金剛堂前の庭園の紅葉
金剛堂 (国重要文化財)
⑧天女の天井絵が特別公開
天井絵の天女には珍しい足が描かれています
書写山の紅葉と夕暮れ
鐘楼前の紅葉を見ながらロープウェイ乗り場まで近畿自然歩道を歩きながら戻ります
奥の院まで往復で2時間ぐらいかかります
余談ですが映画「ラストサムライ」は最初、姫路城で撮影される予定でしたが
監督を姫路城近くのこの書写山に案内したら
とても気にいられてここで撮影することになったそうです!
映画に出ている小道具はすべてアメリカから持ってきたものですが
座布団がなく、圓教寺の物を使いました
出演している僧侶は本物の圓教寺の僧侶だそうです