「弘前市仲町」重要伝統的建造物群保存地区

桜のトンネルの散策と桜並木の見物を終え、次は仲町重要伝統的建造物群保存地区に行ってみます

仲町重要伝統的建造物群保存地区について

1978年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれました　
10.6ヘクタールある保存地区には、当時の地割りがよく残され、武家屋敷、門、黒板塀、サワラ生垣など伝統的な景観が保存されています
弘前市は旧伊東家、旧梅田家、旧笹森家、旧岩田家の住宅4棟について寄贈を受け、伝統地区整備の一環として移築、復元し一般公開しています

西濠を北に向かって移動　仲町伝統的建造物群保存地区にやってきました

仲町重要伝統的建造物群保存地区の散策マップ
まずは、一番近くにある旧伊東家住宅に行ってみます

仲町重要伝統的建造物群保存地区についての案内板がありました

旧伊東家住宅　　【県重宝】

代々津軽藩の藩医を務めた伊東家のすまいとして19世紀の初め弘前市元長町に建てられたものを、昭和53年に弘前市が譲り受け、移築、復元工事を行い、昭和55年に一般公開しました
平成17年に青森県の県重宝に指定されました

旧伊東家住宅の入口
外側からでも立派な木々が見えます

では、入ってみます

旧伊東家住宅、旧梅田家住宅についての案内板があります　
二つの住宅は隣接しています　まずは、旧伊東家住宅に入ります

囲炉裏があります

昔使っていた家具が整然と飾られています

床の間と違い棚

欄間の様子
派手さはなく、武家屋敷らしい質実剛健さを感じます

伊東家の庭園の様子
恰好の良い松の木が植えられています

旧梅田家住宅

江戸時代末期に建てられた武士の住宅で、弘前市在府町にあったものを、昭和57年に弘前市が譲り受けました　移築、復元工事を行ない、昭和60年から一般公開しています

梅田家は伊東家に隣接していて、そのまま、梅田家に行けます

梅田家と梅田家への案内板
茅葺屋根になっています

梅田家の入口
入ってみます

玄関の様子
見事な茅葺です

茅葺の屋根裏の様子
合掌作りのそれとよく似ています

床の間の様子
質実剛健さがにじみ出ている感じです

簡素で素朴で質実剛健な感じの建物でした

旧笹森家住宅（旧弘前藩諸士住宅）　　【重要文化財】　

仲町地区内の小人町にあったものを、平成7年に弘前市が主屋と門を譲り受け、解体後、一時保存しました　平成24年に現在の場所に移築、復元しました
建築された時期が江戸時代中期で、保存地区内で現存する最古の武家屋敷と確認されています
重要文化財に指定されています

旧笹森家住宅の門

旧笹森家住宅についての案内板があります

旧笹森家住宅の全景

立派な鎧、兜や刀が飾られています

鎧、兜のクローズアップ

囲炉裏があります

旧笹森家住宅の庭園の様子

旧弘前藩諸士住宅としての案内板

旧岩田家住宅への途上の様子

旧岩田家住宅へは少し距離がありました

消防車の絵が描かれた消火栓がありました

仲町伝統的建造物郡保存地区の町並み

旧岩田家への途上、振り返ってみると岩木山が綺麗に見えました

岩木山のクローズアップ

旧岩田家住宅　　【県重宝】

この建物は昭和56年に建物と土地ともに、弘前市に寄贈されました　市は修理工事を行い、庭等も整備したうえで、昭和58年から一般公開しています
昭和60年に青森県の県重宝に指定されています

旧岩田家住宅の門
旧岩田家住宅に到着です

旧岩田家住宅の案内板

屋根は藁葺になっています　
建物、藁葺屋根は建築当初のまま現在に至っているとのことです

綺麗に敷き詰められた石の上を玄関に進んでいきます

床の間には、掛け軸と、大小2本の日本刀が飾られています

こちらの住宅にも立派な鎧、兜が展示されています

囲炉裏の部屋

こちらにも囲炉裏があります

台所の様子

庭も整備されています

花筏と岩木山のながめ

旧岩田家住宅を出て、津軽藩ねぷた村へ向かう途中、外濠に浮かぶ花筏と岩木山を眺めました

外濠と桜並木の向う側に岩木山が聳えています

こちらの濠も花筏になってます

岩木山のクローズアップ
残念ながら、外濠に岩木山は写ってません

次は、津軽藩ねぷた村に行きます