ハワイ旅行記【3】
ハワイ島〈3〉 キラウエア火山
キラウエア・イキ火口 Kilauea Iki Crater
ハワイ火山国立公園 世界自然遺産 / 1987年
ハワイ火山国立公園の入り口(Entrance Station)で入場料(車1台$10)を払い
カルデラに沿って一周しているクレーター・リム・ロード(Crater Rim Drive 18km)を
左に行くとキラウエア・イキ火口の展望台に着きます
1959年に噴火したキラウエア・イキ火口
キラウエア・イキ火口の中にトレイルがあって歩いている人も見えます
キラウエア・イキ火口展望台からハレマウマウ火口を望遠で撮ってみました
オヒアとレフア
ハワイ島の花で、ひとつの植物が木と花で違う名前を持っています
ハワイに古くから伝わる伝説によると言われています
オヒア(木)とレフア(花)
オヒアはハワイ固有の樹木で、溶岩が流れた後
不毛の大地に一番最初に生えてくるたくましい植物
オヒアの木に咲く花は木とは別の名前を持っていてそれがレフア
オヒアとレフアの伝説
ハワイ島にオヒアとレフアという美しい恋人同士が住んでいました。
ある日、オヒアがプナの森を散策しているところを
火山の女神ペレが見かけ、オヒアに一目惚れ、自分の恋人になるよう迫ります。
でもオヒアにはレフアという将来を誓った恋人がいるのでことわりました
それを怒った女神ペレは、オヒアをプナの森に生える木に変えてしまいました。
オヒアの恋人のレフアは泣きながらブナの森を探しさまよいました。
レフアが泣く度に雨が降り続き、いつまでも太陽の光を見ることができません。
この事態をいぶかしんだ他の神々がレフアに事情を聞いたところ
恋人が木に変えられてしまって泣き悲しんでいるのだとわかります。
同情した神々は、一旦木になったオヒアを人間に戻す事はできないので
レフアをその木に咲く花にしてあげることで、再び一緒になれるように
取りはからったのでした
今でも、「むやみにレフアを摘むと、オヒアと離ればなれになった彼女が泣いて
雨になる」と信じられているのです。
サーストン・ラバ・チューブ Thurston Lava Tube
溶岩が流れて外が固まってできたトンネル
サーストン・ラバ・チューブ展望台
溶岩の上に最初に育つオヒア、その次に育つしだが群生
サーストン・ラバ・チューブ(溶岩トンネル)溶岩トンネルの入り口
内部は真っ暗です
トンネル内の、明かりの周辺だけ植物が生えてきています
フラッシュ焚いたらこんな感じになりました
クレーター・リム・ロードを進んでいくと、道の両側には溶岩台地が広がってきました
このように、いつ流れた溶岩なのかの標識があります
ハレマウマウ火口 Halemaumau Crater
火山を司る女神「ペレ」、今なお彼女が住んでいると言われている火口
直径900m 深さ80m 底には裂け目が走り、硫黄臭の強い噴煙が立ち上っています
かなたにマウナ・ロア山が見えます
ハレマウマウ火口の展望台へは、駐車場から5分ほどこのような道を歩いていきます
このように穴があいていたり、硫黄臭の噴煙があがっています
ハレマウマウ火口
1974年に噴火ハレマウマウ火口
トーマス・ジャガー博物館&火山観測所 Thomas A.Jagger Museum
火山活動のシステムをパネルなどで展示
ト-マス・ジャガー博物館
火の女神「ペレ」
溶岩はこのようにドロドロとゴツゴツの2種類あるようです
ジャガー博物館の隣には火山観測所があります
キラウエア・カルデラ Kilauea Caldera
今でも噴火活動し続ける活火山、標高1,243mのキラウエア火山にあるカルデラ
ジャガー博物館の前の展望台からは直径4.5kmもの巨大な
キラウエア・カルデラを一望できます
キラウエア・イキ火口
ハレマウマウ火口
今まで観光してきたそれぞれの火口が反対側から見渡せます
ハワイで唯一の世界遺産 ハワイ火山国立公園
2007年の溶岩の流れの変化で、歩いて真っ赤な溶岩を
見ることができなくなっていて残念でした
キラウエア・イキ火口 ラバ・チューブ 1982年噴火溶岩
ハレマウマウ火口 ジャガー博物館