モン・サン・ミシェル修道院の内部観光（２）

大食堂から階段で賓客室へ降ります

階段の踊り場にある大天使ミカエルとオベール司教のレリーフ

モン・サン・ミシェルに礼拝堂を作るきっかけとなったエピソードを示すレリーフです
３度目の夢の中で大天使ミカエルからの「この岩山に聖堂を立てよ」とのお告げが本物であることを確信したシーンです　このとき大天使ミカエルは指で司祭の頭に穴を開けたとのことで、穴の開いた頭蓋骨も展示されています
（残念ながら今回は展示された礼拝堂には行けませんでした）　

賓客室

階段を下りて2階の来賓室に移動しました

王侯貴族の訪問者をもてなした部屋です　

葉飾りが彫られたほっそりと優美な円柱が並びます

賓客室の暖炉の煙突の内部

太柱地下聖堂

ラ・メルヴェイユ棟を出て、教会側の太柱地下聖堂に移動します

15世紀半ばにデストゥットヴィル大司教により作られました　

教会のゴシック内陣をこの太い柱で支えてます

サン・マルタン地下聖堂

11世紀ロマネスクの簡素な美しさを保っています

サン・マルタン地下聖堂の入り口

明り窓のステンドグラスは簡素ですが美しい　

大車輪

19世紀、死体収容所として使っていましたが、ここに大車輪を設置しました

そして、この中へ囚人を入れ、足ふみをさせて輪を回し、それによりプラウンに沿って荷車を運び上げました

プラウン　
これに沿って荷車が運び上げられました

何故か観光客がよく立ち止まって見入っていました
この中に入って車輪を回したいのかなぁ？

聖エティエンヌ礼拝堂

隣の聖エティエンヌ礼拝堂に入ります
ここは亡くなった修道士のための礼拝堂です

ＡΩと刻まれています
ＡΩは、ギリシャ文字の「アルファー　オメガ」です

修道士の遊歩道

南北の階段を上がって修道士の遊歩道（散策場）に入ります

南北の階段（修道士の遊歩道はここから左です）

修道士の遊歩道

ロマネスク式の回廊で修道士が疲れを癒し、散策をしたと言われます

建造時ロマネスク様式でしたが、12世紀に当時の最先端技術ゴシック様式に改築しました
しかし、職人がまだゴシック様式に慣れていなったため増築した部分が名残として残っています

岩盤がむき出しになっているところがあります

騎士の部屋

修道士の遊歩道から、ラ・メルヴェイユ棟へ戻り、騎士の部屋に入ります

ここは先ほどの修道士の遊歩道とは異なり、洗練されたゴシック様式で出来ています

部屋の名前はルイ11世により設立された聖ミシェル騎士団に由来しますが、実際に騎士団の集会は1度もここで開かれることはなく、修道士たちが暖を取る部屋として使っていました

貯蔵室

螺旋階段を下りて、貯蔵室（一部がチケット売り場となってます）に入ってきます

大天使ミカエルの像（レプリカ）があります

修道院庭とラ・メルヴェイユ棟

貯蔵室から修道院庭へ移動します

修道院庭に出たあたりの南側壁面

修道院庭からラ・メルヴェイユ棟の西側をパチリ　

ラ・メルヴェイユ棟北側通路を通って修道院出口へ移動

ラ・メルヴェイユ棟北側の壁は「世界一美しい壁」と言われています

修道院の内部の見学はこれで終わり、次はグランド・リューに移動します