フランス周遊旅行記【32】 フランス共和国
パリ〈5〉 オランジュリー美術館
オランジュリー美術館
マルモッタン・モネ美術館に続き、オランジュリー美術館に行きます
オランジュリー美術館
パリにある印象派とポスト印象派の美術館 モネ、セザンヌ、ルノアール、シスレー、
マティス、モディリアーニ、ピカソなどの作品を収蔵しています
1852年にナポレオン3世が建てたオレンジ栽培温室を、1927年モネの「睡蓮」の連作
を収めるために改造して、美術館として整備しました 当時のモネの「睡蓮の間」には
天井から外光が降り注いでいました
フランス国家に寄贈された「ジャン・ヴァルテル=ポール・ギョーム コレクション」
を展示するため、1956年から1963年にかけて、「睡蓮の間」の上に2階部分が作られま
した その結果、「睡蓮の間」は外光を失いました
その後6年間に渡り大改装が行われ、地下に展示室が設けられてコレクションが移さ
れました 再び「睡蓮の間」は外光を取り戻し、2006年5月にリニューアルオープンし
ました 我々が訪れたのはそのリニューアルオープンの直後でした
オランジュリー美術館の外観
収蔵作品
シスレー 「ルーヴシエンヌのモンビュイッソンの道」
モネ 「アルジャントゥイユ」
ルノアール 「風景の中の裸婦」
セザンヌ 「静物ー洋梨と青リンゴ」
セザンヌ 「砂糖壷と林檎のある静物」
モリディアーニ 「ビロードのリボンをつけた婦人」
ローランサン 「女たちと犬」
マティス 「若い娘と花瓶」
マティス 「マンドリンを持つ女」
ピカソ 「大きな静物画」
ピカソ 「抱擁」
ドラン 「大きな帽子のポール・ギョーム婦人の肖像」
ドラン 「Paysage du Midi」(南仏風景)
ドラン 「画家の姪」
ユトリロ 「クリニャンクールの教会」
ユトリロ 「サン・ピエール教会」
ユトリロ 「ベルリオーズの家」
ユトリロ 「国旗をあげた村役場」
ユトリロ 「モン・スニ通り」
ユトリロの作品群
ポール・ギョームの部屋
中世の遺跡
美術館の改装工事中に中世の遺跡が発見されました
睡蓮の間
美術館1階には「睡蓮の間」と呼ばれる2つの楕円形の特別展示室があり、モネの遺作「睡蓮」の連作8枚が展示されています
観光客で賑わっています 部屋は楕円形です
8枚の「睡蓮」の連作
いずれも縦は2m、横は6m~17m 楕円形の壁に沿って展示されています
「睡蓮、朝」
「睡蓮、雲」
「睡蓮、緑の反映」
「睡蓮、日没」
「睡蓮、樹々の反映」
「明るい朝、しだれ柳」
「睡蓮、朝、しだれ柳」
「睡蓮、二本の柳」