中欧旅行記【38】 チェコ共和国
プラハ〈11〉 市民会館ガイドツアー 前編
市民会館 Obecní dům (Municipal House)
1911年に完成したアールヌーボーを代表する建物
共和国広場のトラム乗り場の目の前です
正面中央を飾っているのは「プラハへの賛辞」というモザイク画
チェコの第一級の画家や彫刻家たちが制作した絢爛たる装飾がみごとです
市民会館内部はガイドツアー(チェコ語か英語)で見学することができます
市民会館ガイドツアー
当日空きがあれば予約できますが、参加できる日が決まっていたので
ホームページで予約していきました https://www.obecnidum.cz/en/
ツアーの中にも見学希望の方がおられましたが内部見学はすでに満席だったようです
玄関ホールと中央クロークルーム
玄関ホールへの入口
中央のメイン階段を上ると左(大統領用)右(市長用)に贅沢な装飾のエレベーターがあります
スメタナホール
市民会館の中央にある1200名収容のスメタナホールのステージです
作曲家ベドジフ・スメタナにちなんでつけられた名前です
ステージの上には4814本のパイプからなる世界最大のパイプオルガンがあります
スメタナのブロンズ製レリーフの肖像がかかげられています
プラハ交響楽団の本拠地のスメタナホールの後方(入口側)
プラハの春国際音楽祭の恒例となっているオープニング・コンサートで
スメタナの交響詩『わが祖国』全曲が行われます
巨大なアーチ型の天井を支える鋼鉄のリベットによる建設法は当時としては斬新でした
天井の中央には大きなステンドグラスの装飾窓が美しいです
ステージの左右に石膏で出来た彫刻が飾られています左側は『スラヴ舞曲』
左側のボックス席はチェコ大統領のボックス席です
ステージの右側は『ヴィシュフラト』の彫刻とプラハ市長のボックス席
バルコニー席の欄干を飾るのはチェコの作曲家
2段目のバルコニー席は布をまとった女性像や花と竪琴で飾られています
カフェ Cukrárna
柱と壁に漆喰加工と金メッキで装飾されているカフェ
大理石のカウンターには金で縁取ったガラスのショーケースと漆喰のレリーフの女性
スロヴァーツコ・サロン Slovácký salonek
モラヴィア地方の「スロヴァーツコ」の民族模様をモチーフにした装飾のサロン
1909年のアールヌーボー様式の金属製カタツムリのついた水槽
ボジェナ・ニェムツォヴァー Salonek Boženy Němcové
チェコの作家「ボジェナ・ニェムツォヴァー」の名が付いた、モザイクの噴水がある小サロン